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【宝塚で学ぶ】エリザベート『闇が広がる』で学ぶ交渉テクニック

【宝塚で学ぶ】エリザベート『闇が広がる』で学ぶ交渉テクニック宝塚コラム
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今回が初めてのシリーズ『宝塚で学ぶ』、宝塚関連の1シーンを切り取って学べることを考えてみたいと思います。

 

さて、初回のシーンは….

エリザベート『闇が広がる』から学ぶ交渉テクニック

でございます。

『エリザベート』といえば、宝塚歌劇団で長年上演がされている人気ミュージカル!
参考:宝塚歌劇版『エリザベート』の歴史を追う~初演から歴代公演を調べてみた~

 

交渉というと「ビジネスの話でしょ?」なんて声も聞かれるかもしれませんが、そんなことございません。

日々の生活も一種の交渉ばかりでございます…例えば、“誰かに頼みごとをする”というのもその典型ですね。

つまり、「誰か」が「誰か」に「目的を達成」するために話し合うものでございます

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まずは、エリザベート『闇が広がる』の整理!

交渉テクニックを学びましょう!という前に、まずはエリザベート『闇が広がる』をまとめたいと思います。

 

『闇が広がる』…皆様ご存じエリザベートの中でも人気なナンバーでございます。

 

 

場面状況としては、トート(死 / 黄泉の帝王)が、オーストリア皇太子ルドルフに革命を煽動するシーンでございます。

 

歌詞はこちら、

長い沈黙の時は終わったのさ 君は思い出す
子供のころのあの約束は 君が求めれば現れる

友達を忘れはしない 僕は今不安で壊れそうだ

側にいてやろう

闇が広がる 人はなにも見えない
誰かが叫ぶ 声を頼りにさまよう
闇が広がる この世の終わりが近い

世界が沈むとき 舵をとらなくては
僕は何も出来ない 縛られて

不幸が始まるのに見ていていいのか?
未来の皇帝陛下

我慢できない

闇が広がる 人は何も知らない
誰かが叫ぶ 革命の歌に踊る
闇が広がる この世の終わりが近い

見過ごすのか 立ち上がれよ
王座に座るんだ

王座

闇が広がる 今こそ立ち上がるとき
沈む世界を 救うのはお前だ
闇が広がる 皇帝ルドルフは立ち上がる

エリザベート『闇が広がる』より ※赤文字はトート、青文字はルドルフ、黒文字は二人パート

 

この状況を交渉というシーンに当てはめてみましょう…!!

ここは、トートがルドルフに革命を煽動している….つまり、トートにとってルドルフが革命を起こしてくれることがゴール(=目的)となるわけでございます。

 

『闇が広がる』には交渉テクニックが入っている

さてさて、交渉というのは自分の目的を一方的に伝えるのではだめなわけです…相手にも利益が教授されることを伝えることがポイントとなります。

 

「自分の印象を良く見せること」と「状況把握」

長い沈黙の時は終わったのさ 君は思い出す
子供のころのあの約束は 君が求めれば現れる

友達を忘れはしない 僕は今不安で壊れそうだ

相手にも利益がされるように…とは言いつつもまずは「相手にとって何が利益なのか」を聞き出すことが必要となります。

トートは早速、過去に一度ルドルフとあっていた強みを生かします。「長い沈黙が終わった」と状況説明をすると共に、「子どものころのあの約束」と遠い過去の話を覚えていることを伝えることで信頼できる人(トートは人?笑)である印象を与えられます。

そして「君が求めれば現れる」という一押しで、完全に相手は落ちましたね!(笑) この一言で相手は「あ、この人は自分のためにここまでやってくれる人なんだ…」と惚れます(求めたときいつでも来てくれる人なんてすごいですよね…)

これで、トート側の自己紹介は完璧…相手に最高の印象を届けました。

証拠として、ルドルフの返答「僕は今不安で壊れそうだ」….はい、相手にとって何が利益となるか、簡単に聞き出せましたね。

 

状況の共有

闇が広がる 人はなにも見えない
誰かが叫ぶ 声を頼りにさまよう
闇が広がる この世の終わりが近い

相手のニーズが具体的なものが一発でどんぴしゃで把握できるときは多くはないと思います。

ルドルフも「僕は今不安で壊れそうだ」とあっても何に対して不安なのかまでは確認できておりません。そこで、重要となるのは状況の共有により、相手のニーズを深堀りしていくことですね。

 

闇が広がる この世の終わりが近い

はい、大発覚。これは不安で壊れますね。この世終わるなんてやばい。

 

相手の利益を伝える

王座に座るんだ

王座

闇が広がる 今こそ立ち上がるとき
沈む世界を 救うのはお前だ

ニーズを解決する手段はたくさんあるんです。

例えば、「服を綺麗にしたい」というニーズがあったとしても、方法は何個も挙げられます。「洗濯機で洗う」「川で洗う」「クリーニング店に出す」といったように….

今回も”ルドルフの不安を解消する(この世の終わり)”という問題に対する解決策はいくつかの道筋があります。その中で、トートとしては自らの方法が「一番ルドルフにとって利益がありますよ」ということを伝えて、その方法を選んでもらう必要がございます。

 

王 座

 

一言、かつ分かりやすい利益ですね。

そして最後の一押し、

救うのはお前だ

 

使命感….!!

これはルドルフがほかの選択肢では味わえないもの….自分の提案の魅力を存分に伝えましたね。

その結果….

皇帝ルドルフは立ち上がる

見事に、目的を達成….交渉成功でございます。(トート閣下….やり方までもが美しい…)

 

『闇が広がる』より学んだポイントまとめです。

  1. 「自分の印象を良く見せること」と「状況把握」
  2. 状況の共有
  3. 相手の利益を伝える

 

これからも宝塚で学べる事、どんどん書いていきたいと思います!

宝塚コラム
宝塚歌劇に関するコラムです。ただの情報だけでない、宝塚歌劇ブログを運営しているヅカ男子の目線でコラムを綴ります!

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