みなさま、ごきげんよう!ゆーさとでございます。
先日、早速観劇をしてきた東京宝塚劇場、雪組公演『幕末太陽傳』『Dramatic “S”!』
雪組トップコンビである”ちぎみゆ”こと、トップスター”早霧せいな”とトップ娘役”咲妃みゆ”の退団公演…
ラストの公演は、お芝居とショーの二本立て!
そしてお芝居は、雪組の最後に相応しく日本物。
今回は、お芝居であるミュージカル・コメディ『幕末太陽傳』の感想から綴りたいと思います!
原作は1957年に封切られたコメディ映画
この『幕末太陽傳』の原作は、1957年に公開された川島雄三監督の同名の映画です。
今年で、ちょうど60年…時代を感じます。
そしてそれが現代に舞台で甦るというのも。なんだか時代と伝統を継いでいく宝塚歌劇団と被るような…。
さて、肝心のあらすじ。
幕末の品川宿。一文無しのまま相模屋を訪れ、女郎おそめを揚げて大尽遊びに興じた佐平次は、翌朝飄々と居残りを決め込んでしまう。そして番頭まがいの仕事を始め、次々と起きる騒ぎを持前の度胸と機転で解決しては、お礼の金をちゃっかり貯めこんでいた。相模屋で攘夷の計画を練る高杉晋作らとも交友を深め、いつしか佐平次は、廓の人気者となるのだが…。生への活力が漲る中に憂いを漂わせる人情喜劇に、早霧せいなを中心とした雪組が挑みます。
引用:宝塚歌劇公式HPより
原作は落語をモチーフにしていることもあって話が分かるか不安でした。
が、原作を全く見たことのない自分でも問題ない内容でした。
ちぎさんが演じる居残り佐平次を中心とした軽妙なコメディ劇。
様々に降りかかる出来事を、軽快に解決していくそんな内容なので、楽しく…クスッと笑える場面の連続といった内容です。
日本物×コメディという早霧せいなのためのジャンル
この『幕末太陽傳』に冠するのは『ミュージカル・コメディ』
観劇前は、「ビジュアルの日本の感じ+コメディなんて大丈夫なのかな」…なんて思っていたのですが、そんな心配は杞憂なものでした。
ケイレブハントの感想を書いたときに触れたかもしれませんが、ちぎさんって現代的なかっこよさが半端ないですよね。
今回演じているのは、ポップな役柄。
剽軽で、ノリと頭の良さで舞台となる「相模屋」に関わる人々の気持ちを掴むようなキャラクター。
しかし、そんなお調子者のようなキャラクターの中にも、カッコよさを感じられるのはさすがはトップスター。
というよりも、ちぎさんにだからこそ扱いこなせるキャラクター。
そして何よりも”コメディ”の内容をしっかりと舞台で表現し、観客を笑わせるのはさすがです。
雪組トップスターになった後だと、『ルパン三世』『緋村剣心』と本当に、こういうキャラクターが上手いな、と。
このような作品であることで、退団公演とはいうものの明るいお別れです。
しかし、「ただ明るくて面白い」だけじゃない…“早霧せいな”というトップスター像の魅力を存分に表現する、そんな公演です。
ショーの感想なども時間を見つけて綴りたいと思います。
ちなみに…今は予定はないのですが、機会があればまた観に行きたいレベル(笑)
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