宝塚歌劇ってすごいなぁなんて思います。
「すごい」なんて芸のない言葉でいってしまいましたが、ヅカファンは多くのところで凄さを感じているかと思います。
で、その数ある凄さの中の一つとして「表現の幅の広さ」もあるかと思います。
日本物からフランスやアメリカまで世界各国どこをモチーフにしても、そして時代も現代からフランス革命期まで…
そして、オリジナル脚本からマンガやゲームを原作にしたものまで…
そう、元あるキャラクターを宝塚の舞台で息吹かせるというすごさもあるのです。
魅力的な原作に宝塚の魅力を…!!
ということで、今回はアニメやゲーム、ドラマを原作とした宝塚作品をまとめてみました!
※漏れとかあるかもしれませんがそこはご愛嬌
ベルサイユのばら
“漫画が原作”以外に宝塚歌劇で最も有名な作品一つですね。
池田理代子さんが原作の漫画である『ベルサイユのばら』
1974年の初演以来、各組で上演・再演がなされ、通算上演回数1500回、通算観客動員数500万人を突破している、まさしく宝塚歌劇最大のヒットシリーズです。
『オスカル編』『フェルゼンとマリー・アントワネット編』と異なるストーリー軸、また大劇場公演から全国ツアーまで…幅広く愛される、「2.5次元ミュージカル」の代表的作品です。
逆転裁判
ゲーム会社である『株式会社カプコン』さんの人気ゲームシリーズである『逆転裁判』シリーズ。
まさかの舞台化です(笑)
しかも一回だけではありません。
- 2009年 宙組公演(主演:蘭寿とむ):『逆転裁判』 -蘇る真実-
- 2009年 宙組公演(主演:蘭寿とむ):『逆転裁判2』 -蘇る真実、再び…-
- 2013年 宙組公演(主演:悠未ひろ):『逆転裁判3 検事マイルズ・エッジワース』
と、続々と…。
これはもしかしたら続編がいつか…?(笑)
相棒
私自身良き意味で衝撃を受けたのが…そう、人気テレビドラマシリーズ『相棒』
2013年に花組公演として、杉下右京役:真飛聖、神戸尊役:壮 一帆でまさかの舞台化(笑)
映像で観たことがあるのですが、どうなるかと思っていた最初の予想を覆して、メインテーマのダンス等…想像以上の作品。
右京さんなんて超右京さんだし、神戸さんも本家に負けないカッコよさ…!!
ちなみに、本作品で主演を務めた真飛聖さんは本当にテレビドラマにも出演というご縁がありました。
オーシャンズ11
ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットなど数多くの名だたるハリウッドスターが出演していることでも人気の映画『オーシャンズ11』
2011年に星組公演(主演:柚希礼音)、2013年に花組公演(主演:蘭寿とむ)と宝塚歌劇100周年を支えたトップスターにて上演、2019年には宙組公演(主演:真風涼帆)でも上演されています。
蘭寿とむさんは退団公演である『ラスト・タイクーン』でもハリウッドが舞台でかっこよく演じられておりましたし、宝塚と現代アメリカって相性がいい気がします。
メイちゃんの執事
2011年星組で上演された『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』
宮城理子さんが原作で、マーガレットで連載されている少女漫画です。
少女漫画なのになんで知ってるんだろって思ったのですが、そういえばドラマ化されていましたね。
宝塚版では、宝塚バウホールと日本青年館で上演され、主演は紅ゆずるさんでした。
銀河英雄伝説@TAKARAZUKA
SF小説の金字塔『銀河英雄伝説』
マンガやゲーム、アニメなど様々に広がり人気は絶大なものです。
そんな作品が、2012年宙組で舞台化(主演:凰稀かなめ)。
作品とは話がそれてしまうのですが、この時期に日本テレビのバラエティー番組『嵐にしやがれ』で、宙組のスターが勢揃いで出演し、そのカッコよさが全国に流れたことを覚えています(笑)
戦国BASARA
逆転裁判に続き、『株式会社カプコン』さんの人気ゲーム『戦国BASARA』
2013年に、花組公演(主演:蘭寿とむ)で上演されました。
見た目もBASARAの世界観ですし、ナンバーもなんというか…男心がワクワクするような作品です(笑)
現在の花組トップスターである当時二番手スターの明日海りおさん演じる『上杉謙信』が、とにかく美しいことは個人的に強く記憶に残りますね。
JIN-仁-
村上もとかさん原作の大ヒットマンガである『JIN-仁-』
医者である南方仁が江戸時代にタイムスリップするという設定で、大沢たかおさんが主演のテレビドラマもヒットを記録したことで有名ですね。
なんと宝塚版では、2回上演されています。
- 2012年:雪組公演(主演:音月桂)
- 2013年:月組公演(主演:龍真咲)
2012年雪組公演では、坂本龍馬役:早霧せいな、勝海舟役:北翔海莉となんともまぁ私得な布陣…。
伯爵令嬢
1979年4月号から1984年11月号まで連載された、細川智栄子あんど芙〜みんさんが原作の『伯爵令嬢』
2014年、雪組公演で早霧せいな&咲妃みゆのトップお披露目公演として上演されました。
ルパン三世
2015年に雪組公演…大劇場公演として上演された『ルパン三世』
早霧せいな&咲妃みゆのトップコンビ大劇場お披露目公演として上演されましたが….
この公演が発表されたときは、ヅカファン以外にも衝撃が広がったのを覚えています(笑)
友人からも『ルパン三世やるんだって?』と色々な人に聞かれました。
最初はどうなるかとドキドキしていましたが、いざ始まってみると、ちぎさん(早霧せいなさん)のセンスたっぷりの演技を中心とした皆さんの熱演で面白く観ていました(笑)
るろうに剣心
早霧せいなさん主演で3作目!
2016年に上演された『るろうに剣心』
言わずと知れた人気少年漫画です。
アニメ版では主人公である緋村剣心の声優を務めたのは、月組トップスターでもあった涼風真世さん。
また主演を佐藤健さんとし、実写映画化もされました。
元々ビジュアルが良いものということと、江戸が舞台ということで日本物が得意な雪組で上演されると知ったときは、楽しみでした!
そしてメインビジュアルを観た時に、ちぎさんの剣心がもうカッコよく…。
ポーの一族
萩尾望都先生原作で、永遠に年を取らない主人公とその一族の生き方を描いた『ポーの一族』
小池修一郎先生が脚本・演出で宝塚歌劇団で舞台化しました。
『永遠の命』という一見憧れる存在…しかしそれ故の悲しみと苦悩、そして儚さを描いたストーリーは美しいの一言。
主演の明日海りおさんも2次元が実体化したかのうような美しさで見惚れてしまいます。
天は赤い河のほとり
2018年に宙組にて上演された『天は赤い河のほとり』
有名少女漫画が宝塚歌劇によって舞台化しました。
演じたのは本作が新トップコンビでの大劇場お披露目となる真風涼帆&星風まどか。
時代を超えたロマンチックな舞台です。
新たな挑戦をしつつも本来の魅力を追究し続ける宝塚歌劇。
今後も様々な作品に期待です!
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