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奇抜な演出がクセになる!齋藤吉正先生って?演出の特徴・宝塚歌劇の代表作を解説!【サイトーの犯行】

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ゆーさと
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サイトーの犯行(褒め言葉)

ショー作品、ミュージカル作品双方の演出で活躍している齋藤吉正先生

一度観たら病み付きになるオリジナリティ溢れる演出は、宝塚ファンから「サイトーの犯行」と敬意を込めて呼ばれることも。

今回は、齋藤吉正先生の演出の特徴や代表作を解説します!

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齋藤吉正先生の歴史

お母様とお姉様が宝塚ファンという環境で育った齋藤吉正先生。

東京農業大学農学部を卒業後、1994年に新卒で演出助手として入団します。
学生時代は理系で、舞台や演劇についての知識が全く無い状態で入団となり、入団後は非常に苦労されたそう。
今思うと、舞台や演劇の前知識がゼロに近かったからこそ、独自の感性が際立つ演出スタイルが確立されたのでしょう。

演出助手時代の下積みを経て、入団から5年後の1999年に宙組バウホール公演『TEMPEST』で演出家デビューを果たします。

翌年2000年は月組公演『BLUE・MOON・BLUE』で大劇場演出家デビュー
ショー作品『BLUE・MOON・BLUE』は独創性が光る斬新な演出で、大劇場デビュー作にしてインパクトを残しました。
後に2019年11月に退団する花組トップスターを努めた明日海りおは、この作品に感銘を受けて宝塚受験を志した…なんて有名なエピソードも。

その後、若手スターの魅力にスポットを当てたバウホール作品が続き、2003年に大劇場公演としてレビュー作品『満天星大夜總会』を宙組にて上演
当時のトップ娘役であり劇団きっての姫役者である花總まりが扮する『HANACHANG』のアイドルシーンは、おおいに話題を呼びました。

この頃から所謂「サイトーの犯行」と呼ばれる中毒性の高い演出が際立っていくようになります。

その後もショー作品とミュージカル作品の双方で演出を手がけ、ショーと芝居のどちらも書ける座付き演出家として、頭角を現していきます。

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齋藤吉正先生のショー作品

ショー作品では、2009年の雪組大劇場公演『RIO DE BRAVO!!』が初の客席参加型のショーとして話題を集めました。

2012年の月組大劇場公演『Misty Station -霧の終着駅-』2014年の花組大劇場公演『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』ではトップスターのサヨナラ公演を手がけ、華やかさと哀愁を絶妙な塩梅で演出。

 

2015年の雪組大劇場公演『La Esmeralda』では、熱気溢れるショーで雪組トリデンテの魅力を最大限に演出。

 

2018年の星組大劇場公演『Killer Rouge』では、星組らしい煌びやかで濃厚な演出と、トップスター・紅ゆずるのエンターテイナー性でおおいに盛り上がりのある作品に。この作品は台湾公演でも上演され、現地でも大盛況でした !

齋藤吉正先生のミュージカル作品

ミュージカル作品では、2007年に星組大劇場公演として、漫画家・青池保子の作品『エル・アルコン-鷹-』を舞台化。
トップスターの安蘭けい演ずるダークヒーローを魅力的に演出し、注目を集めます。

2008年には、雪組公演『カラマーゾフの兄弟』をシアタードラマシティ・赤坂ACTシアターで上演。
重厚なロシア文学を高い完成度でミュージカル化し、成功に導きました。

2012年には、雪組大劇場公演『JIN-仁-』をトップコンビのサヨナラ公演として舞台化し、話題に。

 

2015年には、宙組で新トップスターとなる朝夏まなとのプレお披露目公演として、名作ミュージカル映画『TOP HAT』を舞台化し、好評を博しました。

 

2016年には星組大劇場公演『桜華に舞え -SAMURAI THE FINAL-』をトップコンビのサヨナラ公演として上演。
幕末から明治維新に至る動乱期をドラマティックに描き、観客の涙を誘いました。

 

そして、2019年10月よりオーストリアの大ヒットミュージカル『I AM FROM AUSTRIA』の潤色・演出を担当。
ついに、大劇場公演で一本物の海外ミュージカルの演出を手がけるまでになられました!

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齋藤吉正先生演出の特徴

型にはまらない斬新な演出が光る齋藤吉正先生
齋藤吉正先生ならではの独創性及び中毒性の高いその演出は、宝塚ファンの間で「サイトーの犯行」と呼ばれています。

アニソンにアイドル、型破り過ぎる「サイトーの犯行」の中毒性

では、「サイトーの犯行」と呼ばれる演出とはどういうものなのか?

例えば、娘役をアイドル化させてしまう演出。
レビュー作品『満天星大夜總会』において、当時宝塚ファンから女帝と呼ばれていた偉大なるトップ娘役、花總まりに「HANACHANG」というアイドル少女役を当てがいました。
10代のアイドルのようなミニスカート姿で歌い踊らせる場面では、観客を驚かせました(結果としては、スタイル抜群でいつまでも可憐な花總まりにピッタリな場面でした!)

他にも、『BLUE・MOON・BLUE』では、若手の新進娘役たちにウサギ役を与え、真っ白なウサ耳とミニのファードレスを着用させ、ポンポンを持たせるという大胆な演出も。
大劇場デビュー作でここまで思い切った演出ができるとは、さすがの一言です。
ウサギ役の中には元星組・雪組トップ娘役の白羽ゆりもいて、とても可愛らしいキャラ設定でした。娘役の可愛らしさを引き出すにあたって、アイドル的な演出を加えるのがとても得意な方です。

また、齋藤吉正先生は宝塚歌劇×アニソンの名コラボレーションを数々と生み出しています
『Misty Station -霧の終着駅-』では、この公演で退団したトップスター・霧矢大夢が、劇場版「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌となった「魂のルフラン」を歌い上げます。
霧矢大夢の高い歌唱力が存分に活かされた一場面となりました。

 

他にも『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』では、当時花組スターで後に雪組トップスターとなった望海風斗と元花組トップ娘役の蘭乃はなが、TVアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」のテーマ曲、『Preserved Roses)をデュエットで歌います。
この楽曲は、元々はT.M.Revolutionと水樹奈々のコラボレーションシングルです。
齋藤吉正先生の手にかかると宝塚歌劇のショーの一場面にピッタリとなるのだから不思議ですね。

 

台湾でも上演した星組のショー作品『Killer Rouge』では、アニメ『ベルサイユのばら』のテーマ曲『薔薇は美しく散る』を、少女漫画的にピンクのドレスを着こなした綺咲愛里がレトロに歌い上げます。
ディープなアニソンと宝塚歌劇を絶妙な塩梅で、清く正しく美しくコラボレーションさせてしまう齋藤吉正先生の手腕に天晴れです。

齋藤吉正先生演出の代表作

どれも面白く、斬新な作品が多いのですが、選ぶとしたら宝塚ファンに衝撃が走った『満天星大夜總会』でしょうか。

当時の宙組トップコンビ、和央ようかと花總まりは「タカハナ」コンビと呼ばれ、絶大な人気を誇るゴールデンコンビでした。
人気絶頂のタカハナの煌めきを堪能できることはもちろん、レビューとしては、おもちゃ箱をひっくり返したような何が出てくるかわからない、斬新で楽しい作品です。齋藤吉正先生の演出スタイルが確立された作品とも言えるでしょう。

トップ娘役、花總まり扮するスタイル抜群のアイドル「HANACHANG」は、一見の価値があります。
それまでは、皇后や王妃、公爵夫人、令嬢といった身分の高い高貴な役こそ花總まりのハマり役だと言われていました。
そのイメージを払拭するアイドル少女役に、驚きと新たな魅力の発見がありました。

 

まとめ

独創性が光る斬新な演出が魅力の齋藤吉正先生
型破りと称されることが多いですが、「清く正しく美しく」の精神を大切に重んじているからこそ、宝塚ファンに受け入れられ喜ばれる作品を作ることができるのでしょう。

ショー作品、ミュージカル作品双方で才覚を発揮し、幅広く作品を手がけている点でもとても稀有な演出家です。

次は一体どんな演目でファンを驚かせてくれるのか、期待が高まります!

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