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【ネタバレあり】宙組公演『王妃の館』感想 -ストーリー編-【あらすじは?】

宙組公演
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みなさま、ごきげんよう!ゆーさとでございます。

 

先日、とうとう東京宝塚劇場でも上演となりました宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』

私も早速、早速観劇して参りました。

 

麗しきトップ娘役”みりおん”こと“実咲凜音”さんの退団公演である、当公演….

舞台もショーもどちらも半端ない充実度…!!

今回は、舞台である『王妃の館』の全体について綴りたいと思います!

【東京宝塚劇場】宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』当日券情報【参考】
さてさて、本日(2017年4月2日)東京宝塚劇場にて、宙組公演『王妃の館/VIVA! FESTA!』を観劇してきました! 最近ブログを書いている噂の当日券です(笑) 東京での上演が始まってから日が浅く、前回当日券で観劇した花組公演『雪華抄/...
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原作は映画かもされた浅田次郎氏の小説『王妃の館』

恥ずかしながら当公演まで初耳だったのですが…『王妃の館』って浅田次郎さんの小説だったのですね…!!

浅田次郎さんといえば直木賞作家で、紫綬褒章も受賞された小説界の巨匠。

『王妃の館』は女性誌に3年間連載され、その後2001年に刊行された長編小説とのこと。

 

 

というような、有名な小説だったのかー….という話でだけではなく!

 

 

なんと、2015年には水谷豊さん主演で映画化も…!!(あれ皆さんご存じだった…?)

映画はまぁ好きな方ではあるので、「実は少しくらいは聞いたことがあったり知っていたりするのでは」と思い映画ポスターも調べてみました…!

 

 

 

 

ピンと来ませんでした!!

というくらいには知らなかったので、小説の内容も映画の雰囲気も完全に前情報なしで当公演を迎えました(笑)

“ミュージカル・コメディ”の冠の通りの面白さ!

太陽王ルイ14世が残した「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ(王妃の館)」を舞台に、個性豊かな登場人物たちが織り成す人間模様をコミカルに描いた浅田次郎氏の小説「王妃の館」。
このベストセラーを、宝塚歌劇ならではの演出を加えミュージカル化致します。
パリ、ヴォージュ広場の片隅に佇む「シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ」は一見客の宿泊を許さぬ高級ホテルだが、実際は深刻な経営難に陥っていた。そこに目を付けた旅行社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」はホテルとタッグを組み、高額の“光ツアー”、格安の“影ツアー”それぞれに同じ客室を利用させるという奇策に打って出る。しかし集まったのは風変わりな人気作家ら、一筋縄ではいかない癖者ばかり。かつての城主、ルイ王の物語が紐解かれる中、様々な騒動を繰り広げるのだが……。

宝塚歌劇団の作品紹介より引用です。

 

とりあえず,,,,

面白い

です(笑)

 

 

物語の始まりは、

実咲凜音演じる桜井玲子(社長兼ツアーコンダクター)が、ツアーをダブルブッキングで稼ごうと考え、ツアーが始まった

というところから始まります。

 

“光ツアー””影ツアー”それぞれのコンダクターが、ツアー参加者にばれないようツアーを率いるが….。

 

 

 

主人公である、朝夏まなと演じる北白川右京は小説家…自らのスランプを脱すべく、亡霊として現れたルイ14世の恋物語を紐解こうとする。

真風涼帆演じるルイ14世は、かつて愛した女性であるディアナへの強い想いから300年間この世を彷徨い続けている….

北白川はこの二人を再会させることで素晴らしい小説が書けると考え、ルイ14世を説得し行動します。

しかし思惑はそううまくいかずに…「騙された」とルイ14世が激怒….北白川も自身の小説家としての才能に失望し…というような内容がメインストーリー。

 

ここを中心として、コンダクター、ツアー参加者、そしてツアー客が泊まるホテルに亡霊として魂が残っているルイ14世がぞれぞれの事情から、騒動が巻き起こるコメディです。

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-個性溢れるキャラクター…を演じるスター達

まともな落ち着いたキャラクターが少数しかいません(笑)

主要キャラクターだと、

  • 真風涼帆演じる”ルイ14世”
  • 一樹千尋演じる元教師の”岩波”&岩波の妻

くらいでしょうか?(笑)

 

光ツアー参加者である朝夏まなと演じる主人公“北白川右京”なんて話し方も、性格も、動きも…癖の固まり(笑)

実咲凜音演じる“桜井玲子”も”しゃかりきコンダクター”として奮闘、そして部下であり影ツアーコンダクターの桜木みなと演じる“戸川”も一生懸命だし泣くし不器用だし….

 

その他の参加者も、”コッテコテの関西人””コッテコテのオカマ”のように、みんな濃い!!(笑)

 

 

で、そんな濃くて癖のあるキャラクターをスターさんたちが演じるのです。

かっこよさは、もちろんあるのにその役に入り込み…もうネタのオンパレード!

間が上手なんでしょうか…..キャラ立ちだけでなく、掛け合いも面白いです。

改めて各キャストに焦点を当てて、深堀していきます!

-テンポよく笑えて、テンポよくストーリーに惹き込まれるミュージカル

ストーリーのところどころ(特に前半)に、笑いを狙っているような箇所があって、見事な熱演で笑いに惹き込まれます。

先述の”個性溢れるキャラクター”….というよりむしろ“個しかないキャラクター”達にもかかわらず、ぐちゃぐちゃにならずに小気味よいテンポコメディ劇が繰り広げられます。

 

 

って感じにもかかわらず、”面白い人たちのドタバタ劇”ではなく、後半からは心にグッと来るような展開でございます。

 

  • ルイ14世の激怒、そこから大切なことに気づく主人公の北白川
  • 影ツアー側でダブルブッキングがばれてしまったものの、コンダクターの人柄に惹かれたみんなの助け合い
  • 経営不振から心中しようとする下田夫妻への岩波への言葉
  • ルイ14世とディアナの魂の再会、そしてその二人が見届ける北白川&桜井の新たなスタート

 

一つの物語の中に、多くの要素が入っています。

その一つ一つが小さいながらも感動を心に灯すものでした。

コメディで笑っていたはずなのに、いつの間にか惹き込まれている….ここに脚本と熱演の巧みな技が感じられました…

 

先述しましたが、次回は各キャスト・キャラクターに焦点を当て綴りたいと思います!

もう書きたい人、書きたいことたくさんことあるし、VIVA FESTAも感想を….とりあえず充実具合が半端ない公演でした…

読んでいただきありがとうございました♪
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