“ヅカ男子レビューシリーズ”前回のナポレオンに続いての2公演目…星組公演 『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』でございます!
(7最近観劇に行けてないから今までのメモからレビューを続けるのが何回か続きます)
前回に続けて、星組公演…柚希礼音、夢咲ねねトップコンビの作品でございます!と、同時に二人の退団公演でもあります。ちえねねトップの星組をきっかけに宝塚にハマった自分にとっては想い出深い…記憶の残り続ける作品でございます。
お芝居の『黒豹の如く』、ショーの『Dear DIAMOND!!』の二本立ての公演でした。
生まれ変わっても、きっと君を見つけ出す
毎度ながら宝塚歌劇のチラシをパシャリ…見ていてワクワクしますね。劇団公式グッズでA4サイズのフォルダーが販売されているので、それに保存して眺めてニヤニヤ…(笑)
今回の公演のコピー“生まれ変わっても、きっと君を見つけ出す”…個人的にグッときました、素敵なコピーだなっと(自分もこういうコピー考えられるようになりたい)。きっと純愛ものなのだろうと予測しておりました。
星組の未来を感じさせる演出は良かった
今回のこの演目は、第一次世界大戦後のスペインが舞台となっており、柚希礼音さん演じる”海軍大佐アントニオ”と夢咲ねねさん演じるアントニオの元恋人”カテリーナ”の恋模様、そして紅ゆずるさん演じる実業家”ビクトル”とアントニオの対決を描いております。
物語は、舞台の500年前…海賊ソル(柚希礼音)が囚われの姫(夢咲ねね)を助け出す。というプロローグから始まりまして、この海賊ソルの末裔が先述のアントニオなわけでございます。
という部分からコピーの“生まれ変わっても、きっと君を見つけ出す”にも繋がるかとは思うのですが、正直ここの物語が薄いので、”生まれ変わり”っていう部分には感情移入がしづらかった…
だったら最初から“柚希礼音&夢咲ねね”の退団公演らしく二人の大純愛劇にしてほしかったなぁというのが正直なところ。(物語内容も実業家ビクトルの策略との戦いもかなり占めておりましたし)
しかし素敵なシーンもございました!
それはラストシーン…アントニオが海軍の部下たちに想いを託すシーンです。その時の星組…柚希礼音という大きな存在が消えてしまう状況がマッチしました。
その時のセリフも含め、柚希礼音さんが今後の星組を引っ張る後輩たちに想いを託す….素敵な演出だと感じました。
海軍制服もかっこよかったので、物語・ストーリーを楽しむというよりは”柚希礼音、ラスト宝塚”を楽しんで、そのカッコよさを目に焼き付けるそのような公演ですかね(笑)
豪華絢爛なショー『Dear DIAMOND!!』
これは素晴らしかった!! THE・ショーという感じ!(笑)
ショーの始まりは、銀橋で柚希礼音さんが一人で1フレーズ歌った後、「ふぅっ!!」という勢いのある掛け声からタンゴに入ります。
タンゴでは男役集団→娘役集団→混合という流れなのですが、まず…男役集団…かっこよすぎる。キレが半端ない、そして全員の揃い具合が半端ない…銀色のスーツを身にまとってのタンゴは圧巻です。
そして男役集団のタンゴの転調と共に、夢咲ねねさんを先頭とした娘役集団が入ってきます。惚れ直しました←
色気のある顔つきでねねさんが入ってくるのです…いつもの可愛らしい感じとは打って変わって美しい…ただただ美しい….
そしてタンゴの最後には“柚希礼音×夢咲ねね”のデュエット…もうこれには涙ぐんでいました…二人のダンスの優雅さ際立っていました。
ここまでの10分間はシックな感じで進んでいくのですが、ここから一気にキラキラとした金色のゴージャスな豪華絢爛なショーの始まりです!(←単語とりあえず詰め込んでみた)
セットも豪華で、内容も“柚希礼音という大スター”を存分に魅せてくれました。
最後のデュエットダンスでは、ねねさんを抱きしめるちえさん…愛を感じました。そして自分は涙←
クライマックスでは星組子達が柚希礼音さんへのメッセージを歌に乗せ、神輿で担ぎ、送り出しました。
退団公演ということで、ちえねねに思い入れのある人がかなり観たとは思いますが、もし初めて宝塚を観る人でもこのショーは”THE・宝塚のショー”みたいな感じで楽しめるのではないでしょうか。
素敵な素敵なショーでございました。
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